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プランニングでランニングコストを節約する
●高気密化と高断熱化のすすめ
部屋の熱は、床や壁、窓などからと換気や隙間から逃げていきます。
同様に外からの熱の侵入にもあてはまります。
床や壁、窓から逃げる熱は断熱材の厚さや種類で決まり、Q値(熱損失係数)で表し、小さいほど断熱性が高い。
隙間はC値(隙間相当面積)で表し、値が小さいほど気密性が高い。
これらはの住宅の省エネ性能を決める最も重要な指標であり、全国を6地域にわけて基準値を指定したものが次世代省エネ基準です。
冷暖房費のランニングコストや快適性を考えると、高気密化と高断熱化にしたほうが、トータル的には安くなります。
●高気密化と高断熱化するには
1.断熱材
高気密化と高断熱化するには、断熱材の厚みを増やすことと断熱性の高い素材を選ぶことです。
断熱材には、素材によって大きく分けて鉱物系のグラスウール、プラスチック系のポリスチレンフォーム、自然系のセルロースファイバーなどがあり、それぞれに価格や特性が異なります。
施工業者のノウハウのありますので、価格と合わせてよく相談してください。
2.窓
ほとんどの新築では単板ガラスでは無く複層ガラス(ペアガラス)が採用されていると思います。最近では、特殊な金属皮膜により夏は日射熱をカットし、冬は暖房の熱を反射して逃がさない遮熱複層ガラスや、玄関のドアを断熱化した断熱ドアも取り入れられています。
複層ガラスでもサッシ部がアルミ、樹脂、木製などがありますが、アルミより樹脂、樹脂よりも木製のほうが断熱性能が高くなりますが、価格においてもコストアップになります。
しかしながら断熱性能や快適性、結露等の問題を考えれば、やはりアルミサッシより樹脂や木製サッシを選びたいものです。
壁よりも窓の方が断熱性能が低いため、無駄な窓や窓の大きさなどを見直すことも重要です。 |
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